つれづれBlog道

あまり多くを求めず、ほどほどの人生。「菜根譚」

AI(人工知能)について

ここ数年、AI(人工知能)に興味があってその手の番組等をよくチェックしてます。

 
中でもNHKEテレでやってる「人間ってナンだ?超AI入門」は素人が観ても分かりやすく、様々な分野でのAIの最先端技術を知ることができます。
 
世間ではよくAI が人間の仕事を奪うとか、将来人間の知能を超え制御できなくなるとか、そんな驚異論が取りざたされていますが、まあそんな不安要素もあるには有るんでしょうが、元来サイエンス好きの僕にとってはマイナス面よりも好奇心の方が勝って、割りと楽観的に考えています。
 
同番組を見ているとAI の進歩は確かにスゴいと思う反面、人間を超えるのはまだまだ先だなあという印象が正直なところです。
 
もちろん、計算能力、膨大なビッグデータを処理する能力や、ある特定の作業に限定すれば人間よりはるかに早く正確にこなしてくれます。しかも24時間休むこと無しにです。
 
しかし、人間が行う作業というものは様々な現場で見てもわかるとおり、かなり色んな雑務を
こなしています。
つまり汎用性がとても高いということです。
 
運送屋さんの仕事一つにしても、荷物の積み込みから玄関での手渡しまで一連の作業には様々な手順が必要です。
近い将来、自動運転が可能となってもこれら一連の作業を全て機械で行うのはかなりハードルが高いと思われます。
 
僕は建築関連の仕事に従事していますが、建設現場の工事もかなり複雑で大変です。
最近、壁にボードを取り付ける開発中のロボットをTVで観ましたが、まだとても現場で使えるような代物ではありませんでした。
現場は足場も一定ではなく、使用する工具、材料も多種にわたるため、必ずしも人型でなくても良いにせよ、かなり高機能な汎用型ロボットの登場を待たねばなりません。
 
ただしそれも昔ながらの軸組工法やリフォームといった現場での職人のスキルが必要と言った建築に限ってであり、プレハブ建築のような各モジュールを工場でライン製造するようなところは急速な無人化が進んで行くと予想されます。
そういった建築物では、職人は現場でただ組み上げるだけなので仕事量の大幅な減少となるでしょう。 んー複雑٠٠٠
 
どちらにせよ、様々な業種においてAI やロボットは今後、着実に進出してくるだろうなと思います。
すでに金融など資産運用なんかはAI がやってるし。メガバンクでもフィンテックを進めて人員を大幅に削減していく方針を会見で言っていたのはもう去年の話です。
 
最近は様々なサイトでもチャットボットが簡単な受け答えはしてくれます。
今後はカスタマーサポートもまずはAI が窓口っていうのが当然になってくるんでしょうね。
 
AI と人間、対立や排除ではなく、あくまで人間の補佐という役割で上手に付き合って行きたいものです。